精神科、心療内科の受診を迷われている方へ 目安となる症状とは?
メンタル面に不調を感じたときに、すぐさま精神科や心療内科を受診できる人ばかりではありません。特に初めて受診する場合、受診までに時間がかかることはよくある話です。 うつ病などの精神疾患も、他の病気と同じように早期発見・早期治療が重要であり、放っておくと重症化や慢性化のリスクがあります。この記事では、どういうときに精神科や心療内科を受診したほうが良いか、症状の基準や、その理由をご紹介します。
精神科を受診する目安
あなたが気分の沈みを感じ、日常生活や仕事に支障がでていたら、それが受診の目安です。自分自身の感情や体調の変化に気づいたり、不安やストレスが強く感じられるときは、一人で抱え込まずに、精神科の専門家に相談してみてください。あなたの心の声に耳を傾け、必要なサポートを得ることが大切です。
受診を考える目安となる症状
- なかなか眠れない
- 途中で目が覚めてしまう
- 気持ちが沈む
- 気分が重くなる
- 不安が大きくて苦しい
- 好きなことでもやる気がおきない
- 何をするにもおっくうに感じる
- 食欲がない
- 食事がおいしいと思えない
- 悪く考えてしまう
- 悪い考えが止まらない
- 仕事や会話などに集中できない
- 死にたいと思ってしまう
特に睡眠障害はうつ病との合併が9割程度と非常に多いため、実生活に影響するほど睡眠の質が悪化している場合は、なるべく早めに受診するようにしてください。
受診するかどうかのセルフチェック
それでもやはり決心がつかない場合は、まずはうつ病のセルフチェックの活用など、ご自身の状態を客観視すると良いでしょう。
また厚生労働省の相談窓口もありますので、どうしても受診に抵抗がある場合は、そちらで相談しても良いと思います。
精神科や心療内科に足が向かない
メンタル面に不調を感じていても、なかなか精神科や心療内科に足が向かないという人は大勢います。
もちろん、悲しい出来事に落ち込むことは誰にでもあることで、一時的なことであればそれほど心配する必要はありません。しかしそれが数週間も数カ月も続く場合や、よく眠れないなどの実生活に支障が出ている状態はすでに健康とはいえず、放っておけばさらに重い症状に苦しむことになる可能性があります。
悩むくらいなら受診した方が良い
不調を感じても病院に足が向かない理由には、自分が感じている症状程度で受診すべきなのか、受診して良いのかわからない、これくらい我慢すれば良いなどのような気持ちがあることが多いようです。
基本的には日常生活に支障があるかどうかが受診の目安になりますが、受診するかどうかを悩むほどに、つらい、苦しいと感じているのなら、その悩みを解消するためにも一度精神科や心療内科を受診した方が良いと思います。
「この程度で病院に行っても良いの?」
もっともな疑問ですが、医師は日々そういった悩みに耳を傾け続けているので、「この程度」と心配する必要はありません。病気かどうかわからないという不安を含めて、治療が必要な状態かどうかを医師が判断します。受診の結果、治療が不要だとわかれば、それ以上心配しなくて良いということですから、その場合も悪いことではありません。
どんな病気でもそうですが、うつ病でも早期治療が大切ですので、悩み続けるよりは早めに受診しましょう。ご自身で確信を持てるまで待つ必要はありません。
早期受診が早期治療のカギ
いざ受診しようと決心したものの、その後どうすれば良いのか不安な場合もあるでしょう。 今では多くの医療機関がウェブ上に問い合わせ先や受診方法などを告知していますので、そちらで確認すると良いと思います。 なお、当院の場合は、「初めてご来院される方へ」に予約方法などをまとめてあります。
ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!
現代はストレス社会といわれるように、職場、学校、家庭と、どこにいてもストレスにさらされるリスクを常に抱えており、そのストレスに心身が蝕まれるということが少なくありません。 うつ病は早期発見・早期治療が非常に大切です。受診の遅れが重症化や慢性化につながりますので、不調を感じたらぜひ精神科や心療内科を受診してください。
よくある質問
- 精神科に行ったほうがいいサインは?
- あなたが気分の沈みを感じ、日常生活や仕事に支障がでていたら、それが受診の目安です。自分自身の感情や体調の変化に気づいたり、不安やストレスが強く感じられたりするときは一度クリニックへ相談に行くと良いでしょう。うつ病は早期発見・早期治療が大切です。
- 中学生や高校生も精神科を受診しますか?
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未成年者の場合、親御さんと一緒の受診をお願いしています。
子どもの頃から受験勉強などのストレスからうつ病を発症される方は増えていますので、心の不調を感じたらお早めにクリニックへご相談ください。 - 精神科に行く基準は?
- あなたが気分の沈みを感じ、日常生活や仕事に支障がでていたら、精神科へ行くと良いでしょう。特に睡眠障害はうつ病との合併が9割程度と非常に多いため、実生活に影響するほど睡眠の質が悪化している場合は、なるべく早めに受診するようにしてください。
- 精神科に行くきっかけは?
- インターネットなどで簡易的な「うつ病のセルフチェック」をしてうつ病の傾向が結果にでた場合や、周りの人が心の不調に気づきうつ病を心配して受診を勧められた場合に、初めて精神科へ行くことが多いようです。
- 精神科と心療内科の違いは?
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精神科は精神的な障害や疾患である、「うつ病」「躁うつ病」「統合失調症」「パニック障害」「PTSD」などの病気が対象となります。
主に薬物療法や心理療法を行います。最近では当院のように磁気刺激治療(TMS治療)を行っているクリニックもあります。
心療内科は心理的な要因から身体に症状が現れる「心身症」が主な対象となります。
主に専門的なカウンセリングや心理療法、薬物療法などの治療を行います。
品川メンタルクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS治療)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。