うつを併存しやすい精神疾患
うつ病は他の症状を併発していることがあり、他の症状にばかり気がとられ、うつ病であることになかなか気づけないことが多くあります。
例えば、メディアで最近よく聞かれる発達障害ですが、このような障害をもつ方は、現代社会の過酷な状況下で周りとうまくいかず、うつ病や躁うつ病を発症する可能性が高いと言われています。
このようなケースの場合、うつ病も併発していることに早く気づき、うつ病の治療を行うことで症状が改善する傾向があります。また、高いストレスが原因の場合は、ストレスを軽減させることで症状が改善することがあります。
下記のような症状で悩んでいる方は、うつ病や高ストレスを併発している可能性が大いにありますので、ぜひ確認してみましょう。
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うつを併存しやすい精神疾患
パニック障害とパニック発作
《パニック障害》は、動悸、息苦しさ、死の恐怖などのパニック発作が、前ぶれなく何度も現れる精神疾患です。「発作が起きたらどうしよう」と将来の発作を過剰に心配するようになり、日常に支障が出ます。パニック障害の症状や治療法などについて解説します。 -
うつを併存しやすい精神疾患
適応障害の症状や原因、うつ病との違い
《適応障害(適応反応症)》は、明らかなストレスによって、心身にさまざまな症状を生じる状態です。長期化する場合はうつ病などに移行することもあるため、軽視できません。適応障害の症状・原因・治療方法や、うつ病との違いなどについて解説します。 -
うつを併存しやすい精神疾患
パーソナリティ障害(回避性、境界性障害)
大多数の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんでいたり、周りが困っていたりするケースに診断される精神疾患です。 -
うつを併存しやすい精神疾患
全般性不安障害(不安神経症)の症状と治療法、うつ病との関係
《全般性不安障害(不安神経症)》は、日常生活上の心配や不安が制御不能なほどに過剰になり、長期的に心身の不調を生じさせ、日常生活に支障を引き起こす精神疾患です。全般性不安障害について、症状・原因・治療法、うつ病との関係や違いなどを解説します。 -
うつを併存しやすい精神疾患
社会不安障害(社交不安障害/対人恐怖症)
大勢の前でするような場合においては誰でも緊張してしまうものです。もともと緊張しすぎてしまう性格である場合においては、経験を積むことで自然にふるまえるようになってきます。しかしこの緊張が極度のもので、不安によって… -
うつを併存しやすい精神疾患
PTSD(心的外傷後ストレス障害)
PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、戦争・災害・暴力・性暴力のような、生命や心身を脅かすトラウマ体験をきっかけに発症するストレス症状群です。うつ病と併発することも多いこの精神疾患の症状を解説します。 -
うつを併存しやすい精神疾患
ストレス障害
ストレス障害とは、ストレスによって引き起こされる病気で、「ストレス社会」などといわれる現代社会ではとても多くみられるようになりました。すべての精神疾患においてストレスとの関わりは病気の発症や悪化に大きな影響を与えるもの… -
うつを併存しやすい精神疾患
依存症
ある物の使用に対する押さえがたい衝動が高まり、身体的・精神的悪化に至る状態のことを言います。 -
うつを併存しやすい精神疾患
生理前のPMS・PMDDとは? 症状やチェック方法を解説
生理前に起こる心や体へのつらい症状をPMS(月経前症候群)と呼んでいます。月経の3日~10日ぐらい前から起こり月経時には嘘のように症状が消えますが、この不快な症状は、3ヶ月以上続き、日常生活にも支障がある場合に診断されます。 -
うつを併存しやすい精神疾患
自律神経失調症
仕事や人間関係がストレスになることは誰にでもあることだと思います。しかしそのストレスを抱えたまま、あるいはストレスによって不調を感じているということはないでしょうか。慢性的な疲労、不眠、頭痛、不安感、意欲の低下など… -
うつを併存しやすい精神疾患
不眠症
「寝つくまでに時間がかかるようになって……」「眠りが浅くって寝た気がしない……」不眠症というと「まったく眠れない」というイメージがあるかもしれませんが、睡眠に関する悩みが1か月以上も続く状態を呼んでいます。 -
うつを併存しやすい精神疾患
発達障害
発達障害とは、脳の「発達」が通常とは異なっており、早く発達するところと遅く発達するところがあり、感覚過敏(音が大きく聞こえる等)という特性も持ち合わせていることが多いようです。そのため得意なところと苦手なところとの差がはっきり表れるようになります。 -
うつを併存しやすい精神疾患
統合失調症
統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患です。本人は何かおかしいと感じながらも、病気とは思っていないので他人にはよく理解できない発言や行動が現れてきます。また、「感覚・思考・行動が病気のために歪んでいる」ことを… -
うつを併存しやすい精神疾患
身体表現性障害(身体症状症)
身体の痛みが長く続いている、他にも身体的不調がどうも治らない。こういった症状を抱えて不安を感じている方はたくさんいらっしゃると思いますし、もしその症状がどの病院にかかっても原因不明だった場合、さらに心配は増えていきます。 -
うつを併存しやすい精神疾患
大人のADHD(注意欠如・多動症)とは?特徴や症状
ADHDとは「注意欠如・多動症」と呼ばれる『発達障害』のなかのひとつに分類されるものです。発達障害には他にも自閉スペクトラム症(ASD)や限局性学習症(LD)がありますが、それら併せ持っているタイプもあります。 -
うつを併存しやすい精神疾患
強迫性障害(強迫神経症)
同じ行為を繰り返す強迫性障害 - 自分の意に反してネガティブなイメージが頭から離れない、自分でもわかっていながら何度でも同じ確認をくりかえしてしまう状態が続き、日常生活にも支障がでるほどの状態をいいます。症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と不安を打ち消そうと同じ行為を繰り返す強迫行為があります。 -
うつを併存しやすい精神疾患
アスペルガー症候群(高機能自閉症)
アスペルガー症候群とは、「自閉症」のひとつに分類される障害で、「人間関係」「コミュニケーション」「想像力や創造性」の3つの障害を持つ発達障害です。言葉や知的の遅れはありませんが、「その場の空気」を読むことや「暗黙の社会的ルール」など… -
うつを併存しやすい精神疾患
心身症
「心身症」とは、精神疾患の病名を意味するものでなく、病態名です。ストレスが蓄積したときに、身体に症状が現れる状態をいいます。ストレスの蓄積を放置すると、脳の神経伝達物質の流れが損なわれ、自律神経がうまく機能しなくなります。
うつ病やストレスで症状を悪化させている可能性があります。うつ病を改善させることで、症状本来の治療を的確に行えますので、ぜひ品川メンタルクリニックにてご相談ください。
それぞれの症状の治療が必要な場合は、必要に応じて他の専門クリニックをご紹介いたしますので、安心してご相談ください。
その他の情報
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医師が解説するお薬情報
レクサプロ
(エスシタロプラム)レクサプロの主な特徴…“セロトニンにより選択的に働く、他のSSRIより抗不安作用が強いとされる。”SSRIの1種であり、1日1回の服用で効果が期待できる。しかし、胃腸障害が多く、心電図異常(QT延長症候群*)の注意喚起がなされている。*無症状だが危険な不整脈につながりやすい状態 -
精神医学と心理学
うつ病治療は転院してもいい~自分に合う心療内科に転院する利点~
うつ病治療は、先の見えない、長く暗いトンネルのように感じるものです。それでも、少しずつでも快方の兆しが見えたり、日々の心の重みが少しずつでも軽くなったりしていくのを実感できれば、それは素敵なことですよね。しかし…