ストレス測定(自律神経バランス測定)とは、指先にセットした専用のセンサーによって心拍変動を計測・分析することで、自律神経のバランスを可視化する安全な検査です。分析結果はストレスの状態を推測するデータとして用いることができます。
本記事ではストレス測定(自律神経バランス測定)について解説します。
私たちの身体の状態は、自律神経の働きによって一定の範囲内に保たれています。自律神経のバランスが乱れることで、身体にさまざまな不調が現れます。
ストレス測定(自律神経バランス測定)とは、指先にセットした専用のセンサーによって心拍変動を計測・分析することで、自律神経のバランスを可視化する検査です。分析結果はストレスの状態を推測するデータとして用いることが出来ます。
ストレス測定は痛みもない安全な検査です。
心拍変動とは“Heart Rate Variability:HRV”の訳語で、心拍が持つ独特の揺らぎのことです。
心拍の一拍一拍の間隔は、時計の針のように等間隔に刻まれるわけではなく、生体特有の揺らぎを持っています。この変動は数分の1秒というとても小さなものです。
一般に心拍変動が大きいことは、身体がさまざまな変化に適応していることを示します。ストレス反応時は、一時的に心拍変動が小さくなります。長期のストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、安静時でも心拍変動が小さくなりがちです。
自律神経系は、生命維持にとって重要な内臓や血管などを、私たちの意思とは関係なく自動で制御するためのシステムです。手足は自分の意志で動かせますが、心臓や血管を自在にコントロールすることはできません。
私たちの身体は、《交感神経》と《副交感神経》の二系統の自律神経系がバランスをとっています。
交感神経は緊急事態に活性化する自律神経系です。外敵(ストレッサー)から逃げたり戦ったりするために、蓄えたエネルギーを消費して活動可能な身体状態を準備します。
わずかな情報も見逃さないように瞳孔は大きく開き、呼吸しやすいように気管支は拡張し、心拍数が増加することで全身に血液が大量に巡ります。逆に緊急時に活動する必要のない消化機能は抑制されます。
副交感神経は休息時に活性化され、交感神経とおよそ逆の作用を示します。
つまり副交感神経が活性化すると、瞳孔は小さくなり、気管支は収縮し、心拍数は減少します。消化機能が活性化することで食物の消化吸収が促進され、エネルギーを蓄えます。
当院のストレス測定は、12歳(中学生)以上の方を対象としています。なお、不整脈をお持ちの場合は測定できません。
ストレス測定を受ける際には以下の点にご注意ください。
ストレス測定 | 2,500円(税込) |
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