50代におけるストレスやうつ病について~更年期障害の影響を受けやすい!?~

50代におけるストレスやうつ病について~更年期障害の影響を受けやすい!?~
50代におけるストレスやうつ病について~更年期障害の影響を受けやすい!?~

50代では、日常的にストレスを感じるという人が7割に達するといった調査もあります。
各年代の中でもとりわけストレスを感じやすい年代であると言えます。
50代になると、職場では中枢の存在になることが多くなり、会社のために働かねばならない立場に重く感じてしまうことがあります。
多くの部下を抱え、責任のある役職に就くようになり、会社が期待しているような結果が出せない場合には大きなストレスとなってしまいます。
また、年齢的にリストラや早期退職などを迫られたりするケースもあり、思うように収入が伸びない場合には、将来に対する不安が大きくなってしまうこともあります。住宅ローンなどの返済が苦しいと感じてしまう場面もあるかもしれません。
さらに、若い頃のように体調を維持することが難しくなり、倦怠感や体調不良を訴える機会が多くなります。生活リズムの乱れから、睡眠がうまく取れないようなことも多くなります。
パートナーや家族関係がうまくいかずに、家庭内にいることもストレスに感じてしまうようなことも少なくありません。

50代の男性・女性に多い
ライフスタイルから起こりうるストレス

50代は、男女共に更年期障害があらわれますので、より心身共にストレスを感じやすくなっているといえるでしょう。
だからこそ、快適な50代を過ごすためにも、現在のストレス状態を把握し、ライフスタイルを見つめ直してみましょう。

50代の男性に多いストレスとは

  • 仕事を思うように進ませることができない
  • 上司や部下との人間関係がうまくいかない
  • リストラや早期退職を心配してしまう
  • 経済的なことなど将来への不安を感じてしまう

50代の男性は、職場で要職につく機会が多くなり、会社の経営の中枢に抜擢される機会も珍しいことではありません。それだけ期待されているという証ではありますが、逆に言えば、さまざまな結果を残さねばならないということでもあります。
どのような状況でも結果が求められますので、仕事が思うように進まないとイライラしてしまいます。
また多くの部下を取りまとめていかねばなりませんが、それだけ人間関係で悩む機会も多くなります。
すべて順調に人生を歩むことができればいいのですが、会社の経営が悪化するなど、将来に対する不安が大きくなるような場面が現れることもあります。
場合によってはリストラや早期退職などの対象になることもあるかもしれません。将来に対して大きな不安を抱えやすい年代と言えるでしょう。
また、男性にも更年期障害がありますので、検診や健康チェック、ストレスチェックを欠かさないことが大切です。

50代の女性に多いストレスとは

  • 家計などお金にまつわる心配が大きい
  • 夫婦やパートナーとの関係がうまくいかない
  • 睡眠がうまく取れなくなってきた
  • 両親の介護で身体的・精神的に不安がある

50代の女性においては、「経済問題」「人間関係」「健康」の3つのライフスタイルから、ストレスを感じてしまう場面が生まれがちです。
子供が大きくなるにつれて、多額の教育資金が必要となります。そのような中でなかなか収入が増えないことになると、不安ばかり大きくなってしまいます。
また、両親の介護をするケースも多くなりますが、夫婦間でしっかり話し合う機会が少なくなり、すれ違いの生活が多くなってしまうことがあります。関係がうまくいかず、ストレスになってしまうことも少なくありません。
さらに、40代の後半から50代にかけて更年期障害に悩まされる女性が多くなります。
更年期障害の症状から、イライラすることや不眠に悩まされるようなことが多くなり、常に体調がスッキリしなくなります。
自身の健康にも自信が持てなくなってしまい、不安感が高まることからうつ病を発症させる女性も少なくないのです。

50代のストレス予防対策や解消法

50代のストレス予防対策や解消法
50代のストレス予防対策や解消法
  • くよくよしない・気にしない
  • 生活リズムや栄養バランスなど健康的な生活を意識する
  • 買い物やカラオケなどストレス解消法を見つけておく
  • 仲の良い友人など気心知れた人と話をする
  • リフレッシュする程度の適度な運動を心がける

50代になるとライフスタイルに対して心と体がついていかなくなってしまい、大きなストレスとなってしまうことが多くなります。
意識的に健康的な生活を心がけることが大事になります。
日常的には、些細なことでくよくよしないようにし、気にせず過ごしてみる姿勢が大事になります。生活の中ではいろいろな想いを抱くことがありますが、どのように受け止めて行動するかも、ストレス予防には重要になってくるのです。
忙しくなると生活リズムが崩れがちになります。
しかしそのような場合に若い頃のように、無理が利かなくなってきます。普段から生活リズムには意識して、特に睡眠をしっかりと取れるように工夫しましょう。
自分に適したストレス解消法を見つけておくことも大事です。
買い物やカラオケ、気心知れた友人たちとのランチなど、楽しいと感じる時間が多ければ多いほどいいでしょう。
またウォーキングなど、適度な運動を心がけるようにすることも大事です。
それでも気になる症状が続いているという人であれば、うつ病のセルフチェックに取り組んでみるようにしましょう。

50代のうつ病セルフチェック

50代のうつ病セルフチェック
50代のうつ病セルフチェック

冒頭にもお伝えしましたが、50代になると生活上においてストレスを感じている機会がとても多くなります。
そのため50代からうつ病を発症させるケースがとても多くなります。
そのため、日頃からうつ病のセルフチェックをしておくことはとても重要になります。ストレスだと感じていても、「自分がうつ病にはならない」と考える人も多いからです。

    下記のような症状はありませんか?

  • 最近とても疲れやすくなり、調子が悪いこと多い
  • 40代に比べて仕事への意欲がわかない
  • 家事をするのが億劫でしんどい
  • 頭が思うように回らず、物忘れがひどくなった
  • 40代に比べて物事への興味がなくなった
  • 老後がとても不安に感じる
  • 体が思うように動かせないことが多くなった

多くの項目がチェックされた場合は、うつ病を発症している可能性が高まります。 ストレスを常に感じているような状態で、頭痛や倦怠感、不眠、不安感、抑うつ症状、イライラなどが続いているのであれば、うつ病を発症させていることを疑わねばなりません。 世界保健機構(WHO)がつくった国際疾病分類(ICD-10)によるうつ病の診断基準の 30秒でできる「うつ病のセルフチェック」がありますので、気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください。

もし、うつ病を発症させてしまった場合、早期に適切な治療に取り組むようにしないと、治りにくくなってしまうのです。
うつ病は心の病気ではなく脳の病気ですから、誰にでも発症させてしまう可能性があります。
日常的なストレスが蓄積すると、脳の神経伝達物質の働きが弱まります。これがうつ病の原因となるものだと考えられています。
しかし、多くの人は、うつ病の症状が現れたとしても「甘えてはいけない」「気の持ちようで何とかなる」と考えがちです。
まずはうつ病のセルフチェックで、気になる症状がみられるのであれば、決して無理せず、心療内科や精神科のメンタルクリニックに受診することが適切です。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

50代に多いうつ病の傾向

50代に多いうつ病の傾向
50代に多いうつ病の傾向

50代でも若い頃と変わらず元気に過ごしている人も少なくありません。しかし健康面においてはどうしても無理が利かなくなってくる年代であるとも言えるでしょう。
風邪を引きやすくなるなど、体調面で不安感を感じ出すのは、この年代からが多くなります。
そのため、今までではストレスに感じなかったような場面でもストレスになってしまい、しらずのうちに疲弊してしまうことも少なくありません。
特にもともと健康面に自信を持っていた人にこそ、ストレスによるうつ病の発症には十分注意しなければなりません。
ストレスで疲弊するのは「甘え」「気のゆるみ」など、自分の姿勢を見直そうとする生真面目な人にうつ病のリスクが高まります。
すでにうつ病が発症しているにもかかわらず、さらに無理をしようとしてしまいます。そしてついにはうつ病をこじらせてしまい、長期的な治療が必要となってしまうのです。
うつ病は早期発見・早期治療によって、早期に改善させることも可能です。
しかしこのような状況から、発見や治療が遅れてしまい、なかなか改善させることができないという人も多いのです。
どれだけ無理しても会社に行けない、家事ができない、起き上がることができない、といった状況になって、ようやくメンタルクリニックなどを受診することになります。
ただしこのような状況は、すでにうつ病が重症化している可能性があります。治療に取り組んでも、改善しにくいのです。
「何かおかしい」と気になる症状に気付いたのであれば、早めに受診して治療を開始するようにしましょう。

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50代のうつ病治療で大事なことは

  • 健康的な生活を心がける
  • 自身の体調に常に気を配るようにする
  • 体調面で気になることがあれば医師に相談する

50代は長い人生の中で、心身の健康の曲がり角になることが多くなります。
若い頃と比べて健康に不安を感じるようになりますし、老後の自分自身が見えてくることでの不安感も大きくなります。
そのためまずは日々の生活の中で、健康に過ごすように工夫することが大事です。
栄養バランスを考えて食事を摂取するようにし、睡眠はしっかりと取れるようにします。適度な運動を心がけ、ストレス解消できるような取り組みも必要になります。
暴飲暴食は避けるようにし、休肝日を設けるようにしましょう。心身にストレスを感じるようであれば、積極的に休日を取るようにすることも大事です。
体調がおかしいと感じた時には医師に相談するようにします。体調面で相談できる、かかりつけ医を持っておくことも大事でしょう。
また精神的なストレスが改善しない場合には、心療内科や精神科の専門医に相談することも大事になります。

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品川メンタルクリニックでは
身体に負担をかけない治療に取り組んでいます

品川メンタルクリニックでは、新しいうつ病の新しい治療法「磁気刺激治療(TMS)」と正確なうつ病を診断サポートする「光トポグラフィー検査」に取り組んでいます。
うつ病は脳の病気です。脳の働きが低下しているためにうつ病の症状を引き起こします。
「磁気刺激治療(TMS)」では、脳に磁気刺激を直接働きかけて、脳の働きを高めながら改善を目指します。
品川メンタルクリニックなら、品川本院は夜8時まで、梅田院は夜7時まで診療が可能です。
しかも土日祝日でも同じ時間で診療可能ですから、忙しい方でも安心して通院が可能です。

新しいうつ病治療
「磁気刺激治療(TMS)」について

品川メンタルクリニックでは、身体に負担をかけないうつ病の新しい治療法「磁気刺激治療(TMS)」を行っています。
一般的な心療内科や精神科では、薬物を活用してうつ病治療に取り組んでいます。しかし、薬剤の調整が長引いたり、効果が現れるまでに時間がかかったりしてしまいます。
「磁気刺激治療(TMS)」は、脳内の機能が低下している箇所に直接磁気刺激を与え、脳の働きを活性化させることができます。
効果は薬物治療よりも早く現れる特徴を持っており、個人差はありますが、人によっては一週間程度で効果を実感できます。
副作用がほとんどなく、未成年(12歳以上の中学生から)、高齢者、妊産婦などへの提供も可能である安全な治療法です。

別の心療内科や精神科のメンタルクリニックで薬物治療を受けている方であっても、並行して治療に取り組むことができます。
薬物治療でなかなか効果が現れないという方であれば、ぜひご相談ください。
※診察は10歳以上から受けられますが、TMS治療が対象かどうかは医師の判断になりますのでご了承ください。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

うつ病の診断サポート
「光トポグラフィー検査」

品川メンタルクリニックでは、うつ病の的確な診断サポートとして「光トポグラフィー検査」を導入しています。
脳の状態をデータ化できる検査機器で、本当にうつ病なのかどうか、医師の問診をサポートすることができます。
一般的にうつ病の診断は、主治医の問診だけで行います。
しかしうつ病には似た症状である精神疾患が数多くあり、誤診して薬剤を処方していることもみられます。
誤診して処方した薬は飲み続けていても、うつ病に対する効果はありません。
別の心療内科や精神科のメンタルクリニックで治療に取り組んでいて、なかなか効果が現れないという方は、セカンドオピニオンとして光トポグラフィー検査を一度受けてみることをお勧めします。

状態を的確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

50代が通いやすい!品川メンタルクリニック

品川メンタルクリニックでは、心身共に疲れやすい50代の方でも安心して通院治療ができるように、さまざまなサポートを提供しております。

1.品川本院は夜8時(梅田院は夜7時)まで診療
2.土日祝日も診療
3.最寄り駅から徒歩5分圏内
4.商業ビル内なので人目が気にならない
5.品川本院は女性医師が在籍

品川メンタルクリニックは、体調の変化があらわれやすい50代の方になるべく心身への負担をかけないように診療をしていますので、体調や生活スタイルに合わせた治療を行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

初村 英逸

監修

初村 英逸(はつむら ひではや)

2009年大分大学医学部卒業。現在、品川メンタルクリニック梅田院院長。精神保健指定医。

品川メンタルクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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