親子のための受験うつ相談

  • 「勉強時間の割に成績が伸びていない」
  • 「模擬試験の成績が急激に下がった」
  • 「志望校は決まっているのに、やる気が見えない」
  • 「やらなきゃと口では言うが、勉強している様子が無い」
  • 「集中できず、他のことをしていることが多い」
  • 「夜更かしや寝坊が増えた」
  • 「お風呂に入らなくなった」
  • 「いつもスマホを触っている」
  • 「イライラし、ささいなことに声を荒げる」
  • 「頭痛や腹痛、肩こりなど身体の不調がある」
  • 「何度も体調不良(微熱や軽い風邪)になる」

受験生のお子様にこのような異変が見受けられる場合、《受験うつ》を発症している可能性があります。受験うつによる成績低下は、希望進路の実現を困難にします。受験は期日が決まっていますので、「そのうち何とかなるだろう」とそのままにしておくことは現実的ではありません。
子供が自分の気持ちや状態を上手に伝えられないことは往々にしてあることですから、身近にいるご家族が受験生の変調に気付いてあげることがとても大切です。
本記事では、「親子のための受験うつ相談」について解説します。

「親子のための受験うつ相談」とは

各院の院長による親子のための受験うつ相談

言うまでもないことですが、多くの受験生にとって受験はとても大きなストレスです。特に、受験難度の高い大学や学部への進学を志望している場合、そのストレスは相当に大きなものになるでしょう。
絶対に進学したい大学や学部、なりたい職業の資格に関係するなど、失敗できない動機や理由の大きさに比例して、ストレスも大きくなります。
受験に本気で取り組むからこそ、お子様が内に抱えるストレスは大きなものになります。
同時に、多くのご家族もまた、ストレスを抱えた受験生への接し方など、さまざまな不安や悩みを抱えていらっしゃいます。あなただけではありません。

「親子のための受験うつ相談」は、受験生とご家族が受験期を上手に乗り越えるための提案を行うプランです。成績不振の原因が、発症してしまったうつ病だというケースも少なくありません。子供のうつ病は大人のうつ病とはかなり違った症状が出ることも多く、本人もご家族もうつ病とは思わず対応が遅れがちで、結果として症状が悪化して浪人してしまうということも珍しくない話です。
品川メンタルクリニックは、受験生が安心して検査・診察・治療を受けられるように、《受験うつ》も専門的に診療しています。受験本番を安心して迎えるために、《受験うつ》に悩む受験生を大勢診てきた各院の院長が親身にご相談に応じます。

受験うつとは

受験うつとは

《受験うつ》とは、うつ病やメンタル不調が招く、受験生の成績不良などを指す言葉です。医学的な定義ではありませんので、全ての《受験うつ》がうつ病と診断される状態とは限りません。とはいえ、受験生にとっては医学的にうつ病かどうかよりも、その症状によって受験勉強が進まず、志望校に合格できなくなることが問題の本質だと思います。

特に大学受験は、長期にわたり過酷なストレスにさらされ続けることになります。合格できないかもしれない、努力が実らないかもしれないという不安は、多くの子供たちにとって、これまでの人生でも最大級のストレスです。こうしたストレス環境に身を置き続けることで、実際にうつ病を発症してしまう受験生は少なくありません。

かつて、子供はうつ病と無縁であると考えられていましたが、今日では子供もうつ病にかかり得ることが認知されるようになりました。うつ病の新規発症率は、小学生では大人の4分の1程度ですが、12歳以降に急上昇し、大人と大差ないことが明らかになっています。
児童・思春期のうつ病は成人期とは異なった症状の現れ方をすることも多く、(かつて、そして今も)子供のうつ病が見逃されやすい理由にもなっています。

児童・思春期のうつ病の特徴

一般にうつ病は元気が無くふさぎ込んでいるイメージが強いと思います。
もちろん、子供にもそのような症状が現れることもありますが、子供のうつ病ではイライラして怒りっぽい部分が目立つことが少なくありません。また、食べることが抑えられなかったり(過食)、いくら寝ても寝足りなかったり(過眠)、頭痛や腹痛などの痛みを訴えたりと、身体症状が前面に出ることもよくあります。学校に行かない、勉強をしなくなる、暴れるなどの行動面に問題が現れることもあります。
このように子供のうつ病では、従来のうつ病とは異なる「非定型的」な症状が目立ちます。

児童・思春期のうつ病の治療

現在のうつ病治療の主流は抗うつ薬治療です。抗うつ薬がこれまで大勢の人を救ってきたことは紛れもない事実で、この先もその役割を終えてしまうことは考えにくいでしょう。
一般に1剤目の抗うつ薬では3割くらいの方が効果を確認できます。この場合、最初の2~3週間で効果が実感でき、およそ3ヶ月までに寛解(症状がほぼなくなった状態のこと)に至るといわれています。一方で、全体の3分の1くらいの方は何種類か薬を切り替えても効果が出ず、効果が出る場合でも2剤目、3剤目と試すうちにあっという間に半年、1年が経過してしまいます。
また、再発防止のために、2~3年は服薬を維持することが望ましいとされ、治療期間はどうしても長くなりがちです。
これは時間制限のある受験生にとっては、とても悩ましい問題です。
また、具体的な副作用としては、不安・焦燥感・攻撃性や衝動性などが高まる《賦活症候群(アクティベーション・シンドローム)》や、日中の眠気など、受験生に特に影響が大きなものも少なくありません。眠気と戦いながら試験本番を迎えるなど、まさに悪夢としか言いようがありません。

当院が導入している《TMS治療(経頭蓋磁気刺激治療)》は「治療期間が短い」ことと「副作用がほとんど無い」ことが特徴的なうつ病治療です。TMS治療は、認知機能への悪影響はほとんど認められておらず、むしろ認知機能改善の可能性が報告されています。短期間で復帰できる可能性と併せて、受験生の治療には最適であると考えています。
当院でもTMS治療で早期改善し、受験に臨んできた受験生が大勢いらっしゃいます。

「親子のための受験うつ相談」の適応

次のような方に「親子のための受験うつ相談」をおすすめしています。
受験うつ相談は、受験生ご本人だけではなく、必ず親権者同伴でご来院してください。

  • 勉強時間の割に成績が伸びていない
  • 模擬試験の成績が急激に下がった
  • 志望校は決まっているのに、やる気が見えない
  • やらなきゃと口では言うが、勉強している様子が無い
  • 集中できず、他のことをしていることが多い
  • 夜更かしや寝坊が増えた
  • お風呂に入らなくなった
  • いつもスマホを触っている
  • イライラし、ささいなことに声を荒げる
  • 頭痛や腹痛、肩こりなど身体の不調がある
  • 何度も体調不良(微熱や軽い風邪)になる

受験生本人の視点では以下のようなものもあります。

  • 文章を読んでも目で追うだけで、頭に入ってこない
  • 授業に身が入らず、時間だけ過ぎる
  • 覚えたはずのことが出てこない
  • 周りの音や気配が気になって、勉強に集中できない

上の例に限らず、「以前に比べて元気がない」「ぼんやりしていることが多い」など気になることがあるようでしたら、診察時にご相談ください。

「親子のための受験うつ相談」の料金

親子のための受験うつ相談(初回) 初診診察料 無料

※検査代や治療費等は別途かかります。当院は自由診療(健康保険適用外)のため、別途料金は全額自己負担となります。

「親子のための受験うつ相談」のご予約方法

「親子のための受験うつ相談」は受験生ご本人だけではなく、必ず親権者同伴でご来院ください。

予約可能枠:午前・午後各1枠(1日最大2枠まで)

※ご予約可能な日時は、予約ページで確認するか、お電話でお問い合わせください。

※1日に受け入れ可能な人数に制限がありますので、予約状況により受診日時を調整させていただく場合があります。

品川本院(電話予約):0120-772-248(電話受付時間 9:00~20:00)

梅田院(電話予約):0120-809-270(電話受付時間 10:00~19:00)

お電話でのご予約の際は「親子のための受験うつ相談」とお伝えください。日程を調整いたします。
お伝えいただけていない場合は、各院の院長による受験うつ相談が行えませんので、ご了承ください。

「親子のための受験うつ相談」のよくあるご質問

「親子のための受験うつ相談」はすぐに予約できますか?
はい。ご予約は電話とウェブで承っております。1日に受け入れ可能な人数に制限がありますので、予約状況により受診日時を調整させていただく場合があります。
継続的に診察を受けられますか?
当院の「親子のための受験うつ相談」は初診のみ受け付けております。その後は必要に応じて、通常の心理カウンセリングや治療などを行います(別途費用が発生します)。
「親子のための受験うつ相談」は健康保険が使えますか?
「親子のための受験うつ相談」の初診診察料は無料ですが、検査や治療を行う場合には別途費用が必要です。別途費用に関して、当院は自由診療ですので、健康保険適用外になります。
未成年でも受けることができますか?
はい。未成年の方は必ず親権者同伴で受診してください。
中学生ですが、高校受験を控えています。「親子のための受験うつ相談」を受けられますか?
はい、中学生も受診可能です。必ず親権者同伴で受診してください。
小学生ですが、中学受験を控えています。「親子のための受験うつ相談」を受けられますか?
10歳以上は受診可能ですが、受けられる治療が限られる可能性があります。詳しくは親権者同伴の上、診察の際に医師に直接ご相談ください。

参考文献