マンガで分かる「TMS治療(磁気刺激治療)」

TMS治療(経頭蓋磁気刺激治療)をご存知ですか?
近年の研究により、うつ病は脳の働きが低下した状態であることがわかってきました。TMS治療は、磁気で脳を刺激することで、脳機能の正常化をはかる治療法です。

この記事では、TMS治療についてマンガで簡単に解説します。
TMS治療について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

TMS治療(磁気刺激治療)とは

近年の研究により、うつ病は脳の働きが低下した状態であることがわかってきました。TMS治療(経頭蓋磁気刺激治療/磁気刺激治療)は、磁気で脳を刺激することで、脳機能の正常化をはかる治療法です。
ほとんど副作用が無い上に、治療期間が短く、再発率も低いというメリットがあります。
うつ病治療以外にも、さまざまな精神疾患への適応が研究されている治療法です。

今までのうつ病治療

うつ病治療といえば、抗うつ薬などを服用する薬物治療が一般的です。
その他にも認知行動療法や、重度のうつ病の場合は電気けいれん療法(ECT)などがあります。

今までのうつ病治療とは 1

しかし、抗うつ薬の場合、副作用への不安や、薬漬けの生活への心配などの声がよく聞かれます。また、抗うつ薬や認知行動療法では長期にわたる治療が必要となります。
短期間で副作用がほとんど無いうつ病治療として、登場したのがTMS治療です。

今までのうつ病治療とは 2

TMS治療の5つの魅力

従来のうつ病治療と比べて、TMS治療が優れている点をご紹介します。

①抗うつ薬より効果が高い

抗うつ薬より効果が高い

抗うつ薬でうつ病治療をしている方が多いかと思いますが、実は最初の処方では約3割の方しか効果がないといわれています。さらに多くの方に副作用があらわれるため、不安に感じる方も多いようです。TMS治療は、約8割の方が改善しています。

抗うつ薬より効果が高い

②身体に優しいうつ病治療

身体に優しいうつ病治療

TMS治療は抗うつ薬にみられるような副作用がほとんどありません。また、磁気をあてる際は、ペンで頭をコツコツされるような感覚で、最初は少し痛みを感じても、治療回数を重ねて慣れてくると寝てしまう方もいるくらいに気にならなくなります。リラックスした状態で治療を受けられるのも魅力です。治療の効果を実感できるのは10~20回程度と個人差がありますが、続けて治療することが大切です。

身体に優しいうつ病治療

③治療期間が短い

治療期間が短い

個人差もありますが、TMS治療は治療期間が1ヶ月半~6ヶ月と短期間の治療が可能です。学校や仕事に通いながら、治療することも可能です。また、会社を休職中に短期集中で治療する方も多く、休職後には元気に復帰しています。

治療期間が短い

④ライフスタイルを変えずに治療が可能

ライフスタイルを変えずに治療が可能

診療時間は土・日・祝日を含め10時~19時で、患者様の通学・通勤などのライフスタイルに合わせて通院スケジュールを調整することができます。無理なく治療を続けられるところが嬉しいポイントです。

ライフスタイルを変えずに治療が可能

⑤抗うつ薬の減薬や断薬も可能

抗うつ薬の減薬や断薬も可能

すでに抗うつ薬を服用している方は、TMS治療をしながら減薬や断薬を目指せます。
抗うつ薬の長期服用や抗うつ薬の効果がみられない、副作用がつらいといったお悩みの方は、まずはセカンドオピニオンとして品川メンタルクリニックへ相談してみることをおすすめします。

抗うつ薬の減薬や断薬も可能

TMS治療の専門クリニック「品川メンタルクリニック」

品川メンタルクリニックはTMS治療の専門クリニックとして、2013年6月に開院しました。開院以降、多くの患者様がTMS治療を受けて元気になっています。
精神科や心療内科でTMS治療を行う医療機関は少しずつ増えてきましたが、専門的に行っている医療機関は限られるのが現状です。品川メンタルクリニックでは、経験豊富な医師や専門のスタッフが、TMS治療に特化して日々多くの患者様の治療にあたっていますので、安心して治療を受けることができます。
TMS治療に興味がある場合は、まずは相談をかねて受診してみるのもよいでしょう。

渡邊 真也

監修

渡邊 真也(わたなべ しんや)

2008年大分大学医学部卒業。現在、品川メンタルクリニック院長。精神保健指定医。

品川メンタルクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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