TMS治療のよくあるご質問
FAQ for TMS therapy
TMS治療(経頭蓋磁気刺激治療)について、患者様から多く寄せられるご質問にお答えします。
TMS治療への疑問にお答えします
Answers to questions
- 経頭蓋磁気刺激治療(TMS治療)とは何ですか?
- 脳を磁気で刺激することで、脳のネットワークの正常化を図る治療法です。近年の研究により、うつ病は脳のネットワークに異常をきたしていることが分かってきました。
- TMS治療のメリット・デメリットは何ですか?
- ほとんど副作用が無いことがTMS治療の最大のメリットです。また、通院で治療できるため休職や休学は必須ではありません。
デメリットとしては、保険診療のTMS治療は適応範囲が狭く、ほとんどのケースは自由診療のみ対応可能なため、短期での費用が高くなりがちなことがあげられます(当院は自由診療です)。 - 副作用にはどのようなものがありますか?
- TMS治療は治療部位にピンポイントで作用するため、全身性の副作用はほとんどありません。刺激部位の痛み・不快感などがみられることがありますが、ほとんどの方が治療を続けているうちに慣れていきます。最も重い副作用としては治療中のけいれん発作がありますが、これは0.1%未満の割合です。
- 健康保険は使えますか?
- 当院のTMS治療は自由診療です。健康保険は使えませんが、健康保険では対応できない進んだ治療法を選択できるメリットがあります。現在の日本国内のTMS治療は保険診療の適用条件が厳しいため、自由診療が主流です。
- 現在抗うつ薬を服用中ですが、TMS治療を受けられますか?
- 抗うつ薬の服用を理由にTMS治療が受けられないということは基本的にはありません。通常は服用を続けながらTMS治療を進めます。
- 子供はTMS治療を受けることができますか?
- 当院では、原則として小学生以下の子供はTMS治療の対象外です。当院のTMS治療は、基本的に中学生以上が対象です。診察は10歳以上から受けられますが、TMS治療が対象かどうかは医師の判断になりますのでご了承ください。未成年の方はご家族の方と受診してください。
- 受験を控えた子供がうつ病のようですが、TMS治療を受けても大丈夫ですか?
- はい、高校受験・大学受験を控えた受験生もTMS治療が可能です。TMS治療は副作用がほとんど無く、受験勉強への悪影響が少ないことから問い合わせが増えています。TMS治療は、認知機能への悪影響はほとんど認められておらず、むしろ認知機能改善の可能性が報告されています。そのため、受験生の治療には最適であると考えます。
- 治療期間や治療回数の目安は?
- 個人差はありますが、うつ病治療の場合は1ヶ月半~半年くらいの間に30回程度治療するのが目安です。基本的には短期間に集中的な治療をおすすめしていますが、具体的な治療期間・治療回数は医師と相談しながら決定します。
- 短期間で集中的に治療したいのですが可能ですが?
- はい、可能です。休職期間中を利用するなど、短期集中でTMS治療を行う会社員の方は大勢いらっしゃいます。詳しくは医師にご相談ください。
詳しくは医師よりご説明いたしますので、TMS治療にご興味のある方は、お気軽にご相談にお越しください。
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